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幸せを届ける ハッピーママーズ 細谷 尚子 氏

今回は高輪地区の住民であり、様々な活動をされている細谷さんにインタビューをさせて頂きました。
まず、最初にお会いし緊張していたため、こちらが大きな声で挨拶をしたところ、「腹式呼吸いいね!」と褒めて頂き、緊張をほぐしてくださいました。

細谷さんは、区内の子供達が参加するサマーキャンプや、春のいちご狩り等を企画・運営する青少年委員として活動されています。時には、活動の一環で防災活動にも協力するなど、地域と子ども達を繋ぐ役割を担われています。

やりがいについて伺うと、自分の子供が卒業しても学校のイベントにも参加でき、日頃の活動を通して、地域の子供たちの成長を日々感じられるそうです。特に、入学式や卒業式などの節目には、いつも感動されているそうです。

いつでも、子供たちに声かけてもらえるような、声をかけられる、母親でもない、親戚でもないけど、いつも見守ってくれている皆のお母さん的(細谷さんは「となりのおばちゃん的」と表現 笑)な安心感をあたえられる存在として、大きなやりがいを感じていると、いきいきと楽しそうに話してくれました。

そしてもう一つ、細谷さんは高輪ハッピーママーズというゴスペルグループに所属しています。
ハッピーママーズは今年17年目を迎え、現在22名、様々な世代で構成されています。
高輪児童館が企画したゴスペル講座への参加がきっかけで、最初は、高輪地区のママ達が主に参加していましたが、現在では、芝、芝浦、港南、港区以外や他の区の方もいらっしゃるそうです。

このゴスペル講座は、指導された先生の楽しいレッスンだけでなく、子育てで家にこもったママたちの為に、歌うことで気持ちをすっきりストレス解消、子育てママたちの意見交換もあり、とても有意義だったそうです。
細谷さん達は、ハーモニーを奏でることの楽しさ、自由なゴスペルの歌の魅力に魅せられ、もっと歌いたいという思いから「ハッピーママーズ」というサークルに発展したとのことです。

「自分達は、歌うことを楽しんでハッピーになっていたけれども、いろんなステージに参加したり、依頼を受けていくうちに、聞いてくださる人達にも、ハッピーを届けたい!という想いが強くなりました。」と細谷さんは教えてくださいました。

活動範囲は、主に港区で活動していますが、要望があれば横浜で活動するなど、幅広い範囲で活動を行っています。

また、老人ホーム、福祉施設、幼稚園など、依頼があれば、喜んで参加されているそうです。地域の福祉にも向き合い活動しており、様々な層をターゲットにしていると感じました。

今年も地域の夏祭りなどでハッピーママーズは活動するので、是非この記事を読んだ区民の方は見に行ってはどうでしょうか!

細谷さんからは「ゴスペルを歌うことで自分たちも元気に、また聞いてくれる人達にも元気を届けられるのではないかと思います。私たちは、普通の主婦だけれど、皆歌っているときはいきいきとした豊かな表情で歌っています!」とのことです。

同時にメンバーも随時募集されており、働いているママのためにも夜の練習もありますので、是非、見学も歓迎!とおっしゃっていました!

最後に、地域の方へのメッセージをお願いしたところ、まず一番思うことは、港区はとても環境に恵まれているということでした。都会の真ん中にありつつも緑が豊富で下町感があり、地域のつながりも強いのでここに住めて良かったとおっしゃっていました。

●感想
吉田 細谷さんのお話しを聞いて、港区は自分が思っていたよりも住民同士での繋がりが強く、富裕層ばかりが住む場所ではないとわかり、子どもたちは地域の見守りの中育っているんだなと実感しました。住んでみないと分からないお話を聴くことができとても有意義な時間でした。ありがとうございました!

伊藤 今回、学校外でのボランティア活動は初めてであり不安もありましたが、細谷さんが自分たちに気を使ってくれたのもあり、スムーズに質問をすることができ感謝しています。僕は正直、港区は高層マンションが多くあるので住民同士のコミュニケーションはセキュリティの関係で希薄であると推測しておりましたが、実際は下町感が残っており、子どもの活動はしっかり見守られていると知り驚きました。このように実際に現地の人の話を聞かなくては分からないことは多く、実際に聞くことの重要性を感じることができた良い機会になりました。ありがとうございます。

<撮影班より>
2018年4月1日に開催された「高松桜フェスティバル」にて、細谷さんが代表をつとめる「ハッピーママーズ」の皆さんが出演されました。
静かな感じのアカペラから始まり、後半では細谷さんのソロもあり大迫力でしたよ。
最後は客席に飛び込んで、みんなで大合唱。大いに盛り上がりました!

■記者/伊藤大季  ■記事/吉田誠也