プラたかグルメン
白金に聳える粋な中華料理 「天山飯店」

■店舗情報
店 名:天山飯店
定 休 日:土曜・日曜・祝祭日
営業時間:月-金(昼)11時~ラストオーダー13時30分、(夜)17時30分~ラストオーダー20時30分
住 所:港区白金1-17-2 白金アエルシティ テラス棟1F
電話番号:03-3446-4906
【凡例など】
山:山下 久知さん(天山飯店 2代目店主)
東:東海大学共育プロジェクト 﨑山リーダー
プY:プラたか.netの中のYNM氏
プS:プラたか.netの中のSS氏
プロローグ
プY:東海大学の学生さんが来る前に、お昼ついでにオススメの1品を食べましょう。
プS:いいですね。料理の撮影もしておきましょう。
山:もう作っていいの?
プY&S:オススメの1品お願いします!!
ドドド!ガガガ!ジャバジャバ!バコォーン!(※実際はこんな調理音ありません)
山:はい、おまち。
プY:おおぉ・・・。これがオススメの1品。美味しそう!!
プS:じゃあ私は撮影しますので。
プY:じゃあ私はお先にいただきますので。
カシャカシャ、パクパク。
プY:んー!美味ぃぃ!!!はふぅ!!
プS:どれどれ、むむ!これはぁ!!!
東:本日はお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございます。
山:よろしくお願いします。
東:初めてのインタビューなので緊張しています。
山:こっちまで緊張しちゃうよ?(笑
東:ガンバリマス!
東:さっそくですが、天山飯店の名前の由来はなんでしょうか?
山:中国にある天山山脈からいただいた名前です。ちなみに看板の文字は母が書いたものですよ。
東:少し崩したような、山の字が鳥のようにも見えるデザイン性のある看板ですね。
天山飯店の創業はいつごろでしょうか。
山:昭和50年4月からで、だいたい40年くらい前です。
東:私が生まれる前からですね!
山:私も生まれていませんよ~。
東:ということは、山下さんは2代目でいらっしゃる訳ですね。
山:そうですね、お客様には頭があがりませんよ。みなさんに育てていただきましたら。
東:いつ頃から継ごうと考えていたのですか?
山:大学の頃から、無くなるのは寂しいな思って、卒論書きながら手伝って、働いて楽しかったし、継ごうと思いました。その時は仮店舗でしたね。
東:無くなったらお客様も寂しいでしょうね。お客様の層というのは、やはりサラリーマンが多い?
山:今は白金高輪駅も出来て、オフィスビルも建って、サラリーマンが多いですね。
東:昔は違ったのですか?
山:通り沿いに店があったので、工事現場の人とか車降りて食べに来てくれていましたね。工場も多かったので。
東:客層はずいぶん変化していますね。
山:親父と相談して、昔からのお客さんにも分からないように、少し味を薄くしたりして、お客様の層に合わせた味付けにしています。
東:昔からのお客様も年齢が高くなりますし、きめの細やかな味付けをなされているんですね。
他にも気を付けていることはありますか?
山:んー。悪い意味ではなくで、あまりお客様を「神様」みたいな対応はしていないかな。
東:それは、接客で、ということですか?
山:丁寧すぎる接客は、良くも悪くもマニュアル的で、距離感が遠くて、目指しているお店の雰囲気とは違う。
全員が100点満点なものは目指していません。
誰かには90点で、もしかしたら5点くらいの人もいるかもしれない。
東:自分の好きなお店づくりは大切ですよね。
山:人が好きだから継ごうと思ったし、「元気?」とか声かけて、食べるだけでなく、そんな会話が出来る店づくりをしています。来てくれた人に楽しく幸せになってもらいたい。うちはたまたま中華料理を提供している形で、花屋なら花で、割烹なら和食でとか、商売やっている人はそういう想いがあると思う。
東:ご両親が作られたお店や雰囲気が、街が変わって、人が変わっても受け継がれていくのは素晴らしいことですね。
山:両親が作ってくれた土台があって、そこに自分が少しずつですけど、色々やらせてもらっているので、感謝しています。
●初代・天山飯店マスター
東:お客様にも伝わっているのでは?
山:お客様で、目を見て「ごちそうさま、美味しかったよ」と言ってお代をくださる方がいて、
なんでそんなことを言ってくださるのか尋ねたら、
「料理を作る人にも感謝するのは当たり前でしょ。」と言われました。
こちらも、食べていただいたことに、「ありがとうございました」と心から感謝できますね。
東:感謝の気持ちは大切ですね。料理へのこだわりはいかがでしょうか?
山:自分の子供達に食べさせても恥ずかしくない料理を作っています。当たり前の話ですが、国産の素材を使うとか、でも、その当たり前も当たり前で無い時代ですから。
東:では、そのこだわりで作られる、オススメの一品はなんでしょうか?
山:1年通してのオススメは・・・「タンタン麺」です!
■ 商品情報
タンタン麺 800円
東:周りには、「肉そば」が一番!という方も多いようですが・・・?
山:実は、「肉そば」は白菜の状態に左右されます。
白菜が美味しい時期は、当然「肉そば」も美味しくなります。
東:なるほど!冬の時期が楽しみになります!
プY:ちなみに、メニュー表を周回して楽しむ私から個人的なアドバイスですが、天山飯店の麺類は、残ったスープに卓上の酢を少し入れると、スープの甘味が増して、味の変化が楽しめますよ。これもまた旨し!!
東:おお、普段は学食で済ましてしまいますが、今度来てみたいと思います!!
それでは、山下さん、最後に2代目として地域の皆さんにメッセージをお願いします!
山:皆さんのおかけで、やらせていただいています。ありがとうございます。
東:初めての取材が、こんな素晴らしいお店で、ありがとうございました!!
山:もうちょっと固くなると思ったけど、大丈夫だったね(笑
※インタビューの総監督として天山飯店のパパとママにご協力いただきました。m(_ _)m
あとがき
山下さんはお祭りが大好きのようで、神輿を担ぐ姿を何回か目撃しています。
今年も白高町会の神輿や三田春日神社の神輿などで、何度かお会いしました。(白金タイムズ調べ)
また、2016年の白金氷川神社宮神輿渡御の際も、分からないことをたくさん教えて頂きました!
このインタビューの後で、写真をセレクトしていたところ気づいたことがあります。
それは、初代と二代目の「色」です。初代は白い割烹着、二代目は黒で統一されています。
中国では白は太陽や光を意味して、黒は奥深くはかりしれない様子を例えた色です。
実はとても縁起がいいんですね。
初代と二代目のコンビネーションが生み出す「天山飯店」の味。
是非、お試しください!