クロミミラパンにて、コーヒセミナーに参加しました。

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クロミミラパンにて、コーヒセミナーに参加しました。

クロミミラパンにて、コーヒセミナーに参加しました。

プ:本日は、プラたかのメンバーでもある、クロミミラパンの伊藤さんが開催しているコーヒーセミナーにお邪魔しています。
プ:閉店後にもかかわらずコーヒーのいい香りでいっぱいですね。もう、コーヒーを飲まなくても香りだけで満足しちゃいそう。
伊:いやいや、そこはせっかく来たんだから、うちの自慢のコーヒーを飲んでいってくれないと!(笑)
プ:もちろん、そのつもりですよ!(笑)

【凡例】
伊:伊藤さん
N:NPOのWP21ジャパンの方々
フィ:フィリピンの生産組合の方々
プ:プラたか.net

プ:さっそくですが、本日のセミナーには海外からのお客さんが来ていますが、どのような方々なのですか?
伊:フィリピンの生産組合代表のデクスターさん、モンローさん、ヴィーナさん。Qグレーダー(コーヒーの鑑定士)で品質管理担当講師のリリーさん。現地NGOのレナートさん。そして、フィリピンコーヒーの品質向上に取り組むNPOのWP21ジャパンの方々です。
プ:わざわざフィリピンから来た生産者とNPO法人の方を含めたセミナーですか!そうそう巡り合わない話のように思いますが、どのようなきっかけだったのですか?
N:以前、こちらのお店の噂を聞いてコーヒーを飲みに来た時に、香味にとてもビックリしました。そして何より、ここまでコーヒーに詳しい人には会ったことがなかったので、フィリピンから生産者が研修で来る際に、ぜひ、レクチャーして欲しいなと思いまして。

プ:伊藤さんのこれまでの積み重ねと、人の縁から繋がったお話だったのですね。
プ:ちなみに、伊藤さんは普段からコーヒーセミナーや東京珈琲研究会の講師などもされていますよね。どんな方々がいらっしゃるのですか?
伊:色々な方々がいらっしゃいます。バリスタなどのコーヒー関係者、パティスリーやソムリエ、シェフなどの料理関係者、サラリーマンから主婦までと幅広いです。意外とクラシックやデザインなど芸術関係の仕事をしている人が多いですね。

プ:「芸術」と「コーヒー」ですか・・・。何か奥深い感じがしますね。

プ:今日のセミナーはどのような内容ですか?

伊:最初に、一般流通する珈琲豆、フィリピンの最高クラスの珈琲豆、世界最高クラスの珈琲豆の味の違いを感じてもらい、その後、コーヒーに関するレクチャーをするつもりです。

プ:コーヒーの飲み比べ、面白そうですね!

伊:まずは、自分たちが目指すべきものを知ってもらうことが大事なんで。
プ:なるほど。最初に自分たちが作ったものが最後にどう味わわれるか、評価されるかを体験してもらい、そこからレクチャーに入るわけですね。美味しいものを楽しむのは世界共通ですから、始めにコーヒーを飲んでアイスブレイクするのは素人から見てもよさそうですね。あっ、コーヒーブレイク・・・。

伊:ではさっそく、フィリピンの皆さんが作っているコーヒーから。

プ:お、おいしい!

伊:次に、うちで出している世界最高クラスのコーヒー。

プ:お、おいしい!

伊:食レポ下手っ!他に何か感想はないの?(笑)

プ:いや、本当においしい時って、「おいしい」しか出てこないですよ。

伊:最後に、普段、皆さんが良く飲まれているだろう、某コーヒーショップのコーヒーを。
プ:苦っ!まずっ!!(笑)こうやって飲み比べてみるとこんなに違いがあるんですね!普段は飲みなれた味のはずなのに、正直、びっくりです。

伊:一般的に流通している珈琲豆は、安さが一番追求され、品質に関しては余り大事にされていません。トップクラスの珈琲豆は「生産」「精製」「乾燥」「包装」「輸送」「保管」と、全ての工程に気を使われていますし、カビ豆や虫食い豆の混入も少ないです。その代わり価格は数倍から100倍を超えるものさえあり、同じ珈琲豆でも全くの別物です。ただそんな高級豆も、焙煎や抽出を失敗すると台無しになってしまうのが、コーヒーの難しさですね。
プ:我々はとってもおいしいコーヒーだったと思いますが、伊藤さんからみて、フィリピンの皆さんが作っているコーヒー豆はどうですか?

一同:(ドキドキドキドキドキドキ)

伊:すごく、いい豆だと思いますよ!

フィ:Year!!!!

プ:良かった!我々までドキドキしちゃいましたね。ちょっと一安心。

N:ちなみに、フィリピンと日本ではコーヒーの淹れ方が違うって知ってましたか?現地では焙煎した豆をすり鉢で砕いてお湯を入れて上澄みを飲みます。だから、コーヒーミルもないんですよ。

伊:世界ではこの飲み方の方が一般的ですよね。

N:そうなんです。なので、フィリピンの皆さんは日本で手回し式のミルも買いたいそうです。

プ:電動式ではなく、手回し式のミルですか?結構疲れそうですが。

N:山地の集落なので、電気の確保が難しい事情があるのです。

プ:なるほど!そういう事情があるのですね。

プ:我々は、そろそろ失礼させていただきますが、ぜひこの後、コーヒーについて伊藤さんと熱い議論を交わしてくださいね!
N:ありがとうございます。せっかくのご縁なので、いろいろと勉強させていただければと思っています。
伊:これから高品質な生豆を生産して頂けるように、そして私自身が旨いコーヒーを飲めることを願って全力でレクチャーしますよ!(笑)。まずは、コーヒー豆の熟度についての話から、次に、精製、乾燥、包装、輸送、保管、焙煎、抽出・・・。

伊:もしよければ、プラたかの皆さんも最後まで聞いて・・・

プ:あ、そろそろ時間が!今日はお忙しい中、ありがとうございました!

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