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手づくり&できたて料理のあったか洋食店「パブレストラン いしかわ」

JR新駅「高輪ゲートウェイ」による再開発で、大きく変わろうとしている泉岳寺には、昭和の雰囲気満載のレストラン「いしかわ」があります。元号が、いよいよ「令和」に変わろうとしている、2019年4月26日に平成最後の特集記事をアップしました!

■店舗情報
店  名:泉岳寺パブレストラン いしかわ
定 休 日:土曜・日曜・祝日
営業時間:11時~13時半、17時~21時
住  所:港区高輪2-20-26
電話番号:03-3449-2085


【凡例】
石:泉岳寺パブレストラン いしかわ店長の石川さん
プ1:プラたか.netのDK
プ2:プラたか.netのSG

プ:みなさん、こんにちは!プラたか.netのグルメコンテンツ「プラたかグルメン」のコーナーです。
今年度のグルメン取材の最後を飾っていただくのは、まちの洋食屋さん「レストランいしかわ」店長の石川さんです。本日はお忙しい中、時間を作っていただきありがとうございます!よろしくお願いいたします。

石:よろしくお願いします。あ、食べながらどうぞ!
※ランチメニューをいただきながらの取材。プ1はチキンカツカレー(780円)を、プ2は目玉焼きのせハンバーグ(780円)を注文しました。

プ1:さっそくですが、美味しいです・・・!手づくりの優しい味わいですね。
プ2:ほんとに美味しいですね。洋食屋さんのハンバーグって何歳になってもテンション上がります!
石:ありがとうございます。うちは一切作り置きをしていないんですよ。お客さんにはできたてのものを食べてほしいからね。
プ1:後半にお伺いしようと思っていたお店のこだわり、冒頭から回答をいただいちゃいました(笑)


石:(笑)ま、何でも聞いてくださいね!

プ1:では、まずこのお店の歴史を教えてください。

石:私は3代目店主で、先々代からだと約100年の歴史があります。初代はパン屋で、その後喫茶店になり、色々な変遷を経て、今の洋食屋スタイルになりました。私が松山のホテルに修行に出て、帰ってからだとちょうど36年ですね。

プ1:長く深い歴史があるんですね。何歳の時に修行へ行かれていたのですか?
石:高校卒業後、8日目には修行に出ていました(笑)当時18歳で右も左もわからず、最初は大変でしたが、良い先輩に恵まれ、彼らとは今も付き合いが続いています。
プ1:ということは、36年の付き合いですね、すごい!苦楽を共にしたぶん、強い絆が芽生えたんですね。
石:そうですね。修行で培った技術だけでなく、人脈も今の財産になっていますね。
プ1:話は変わって、このお店は常連さんやリピーターが多そうな雰囲気ですが、どのような方が多いのですか?

石:お客さんは、この辺りの会社に勤めているサラリーマンの方が多いですね、昼も夜も。週に何度も顔を見せてくれる常連さんもいます。
プ2:確かに、この味は週に何度も食べたくなりますね!優しい家庭の味に癒されます♪
プ1:ちなみに、一番人気のメニューはどれなんですか?

石:うちの店のメニューはどれも人気ですよ(笑)でも、しいて言うなら、日替わりメニュー(この日は目玉焼きのせハンバーグ)とポーク焼肉(690円)ですね。
プ2:(周りを見回して)確かに、ポーク焼肉もおいしそうですね!
石:どれも自信作です。また、値段はオヤジの代からほとんど変えていません。
プ1:えっ、すごい!物価はどんどん上がっているのに。確かに、とってもリーズナブルな価格設定ですよね。

石:うん、それでも一生懸命にやっていればやっていけます。べらぼうに高くしなくてもね。
プ1:できたての美味しいランチがこの値段で食べられるなんて、根強いファンがいる理由がよくわかります!私も職場がもう少し近かったら毎日でも来たいくらい(笑)
石:ありがとうございます。10軒店を出して7~8軒がつぶれる時代に、この場所でやらせてもらっていることはご先祖様にとても感謝しています。今の環境にあぐらをかかずに、これからも妻と手を取り合ってやっていきたいと思っています。
プ2:ランチメニューは7種類ありますが、おふたりだけで朝から仕込みをされるのは大変ではないですか?
石:そうですね、朝7時頃から仕込みを始めないと間に合わないですね。会議への参加など、商店会の会長としての仕事もあるし、毎日とても忙しいです。
プ1:石川さんの1日のスケジュール(平日)はどんな感じなのですか?

石:サラリーマン相手だから、平日は忙しいよ~(笑)朝7時から仕込みを始めて、夜の営業は21時ラストオーダーで、お客さんが完全に帰るのが22時半くらい。その後片づけや掃除をして、家には寝に帰るだけです。
プ2:壮絶ですね…!聞いているだけで倒れそうな忙しさですね。
石:立ち仕事なのに、足が浮腫む持病があるのも辛いところです。病院に行ったら下肢静脈瘤と診断され、今は立ちっぱなしでも足を浮腫みにくくする靴下を履いて凌いでいます。忙しくてなかなか通院できないのですが、治療と同じ効果があるそうです。

プ1:私は座り仕事ですが、冬などは靴が入らなくなるくらいに足がパンパンに浮腫みます。その靴下、紹介してください。(笑)
プ2:(笑)話は変わって、お店がお休みの日はどのように過ごされているのでしょうか?
石:週末はゴルフやプールなどに出かけ、積極的に運動するようにしています。医者に身体を動かすように言われているし、スポーツを通じて新しい知り合いも増えて楽しいですね。

プ1:アクティブで良いですね!

石:うん、そしてだいぶ話逸れちゃったけど、大丈夫?(笑)
プ1:お気づかいありがとうございます。では、お客さんに言われて一番印象に残っている言葉は何ですか?
石:やっぱり、美味しいと言ってもらえるのが一番嬉しいですね。あとは、何も言わずとも常連さんが日々通ってくれることが嬉しいね。
プ2:常連さんにとっても大切な「行きつけのお店」なんでしょうね。
石:先日、息子が職場の上司を連れてきたんだけどね、久々に緊張しちゃいましたよ(笑)でも、新しい方に来ていただけることは感謝ですね。
プ1:では最後に、未来のお客様にメッセージをお願いします!
石:タバコの吸える珍しい店です(笑)。ぜひ、一度食べに来てください。ランチは回転が大事だけど、私は作り置きは絶対にしない主義です。それが一番のサービスだと思っているからね。お客さんにはできたてを食べてもらいたいと思うから、できたての温かいメニューを、愛を込めて提供しています!

プ1:石川さんのお客さんへの愛は、取材班にもしっかりと伝わってきました!石川さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。JR新駅(高輪ゲートウェイ駅)の設置や品川駅周辺の再開発など、目まぐるしく街が変わろうとしている中でも、このお店の「変わらない味」がこの先もずっとずっと変わらずあり続けてくれたら嬉しいですね!